Thai Green Coffee

タイ産コーヒー生豆とは
産地・品種・味わいと卸売のご案内

タイは、北部の山岳地帯でアラビカ種、南部でロブスタ種を育てるコーヒー生産国です。近年は特殊発酵に取り組む農園が増え、スペシャルティコーヒーの産地として注目されています。このページでは、タイ産コーヒー生豆の産地と特徴、そしてminamoが日本のロースター様へお届けしているチェンマイ産の生豆についてご紹介します。

Yosniyom Coffee Farm(タイ・チェンマイ)の乾燥ベッドで乾燥中のコーヒーチェリー

Yosniyom Coffee Farm(チェンマイ)の乾燥ベッド

Productionタイのコーヒー生産:北はアラビカ、南はロブスタ

タイのコーヒーは、産地によって種がはっきり分かれています。

北部|アラビカ種

チェンマイ、チェンライ、ランパーン、メーホンソン、ターク。標高の高い山岳地帯で栽培されています。

南部|ロブスタ種

チュンポーン、スラートターニー、ナコーンシータンマラート、クラビー、パンガー、ラノーンなど、南部の各県で栽培されています。

タイ農業経済局によると、2023年のタイのコーヒー生産量は15,651トンです。このうちアラビカ種が10,682トンで、ロブスタ種の4,969トンを上回ります。

15,651tコーヒー生産量(2023年)
10,682tうちアラビカ種
約95,500t国内の年間消費量

出典:タイ農業経済局(OAE)副事務局長の発表(The Nation、2025年3月18日)

一方、国内の年間消費量は約95,500トンで、生産量を大きく上回ります。不足分は輸入で補っており、2025年の輸入量は約80,000トンの見込みとされています。日本でタイ産の生豆を見かける機会が少ない一因と考えられます。

Historyアヘンからコーヒーへ:北部山岳地帯の歩み

タイ北部の山岳地帯は、かつてケシ(アヘンの原料)の栽培地として知られた「ゴールデントライアングル」の一角です。1970年代、プミポン前国王の主導で、ケシに代わる換金作物としてコーヒーの栽培が奨励されました。タイ王室のメーファールアン財団による「ドイトゥン・プロジェクト」も、その代表的な取り組みです。

山岳民族の農家がコーヒー栽培を受け継ぎ、品質を磨いてきた結果、北部のアラビカは国際的な品評会でも評価されるようになりました。2023年にはタイで初めてCup of Excellence(COE)が開催されています。

Flavorタイ産スペシャルティコーヒーの味わいの特徴

タイの産地は、中南米やアフリカの高地産地ほど標高が高くありません。そのため豆自体に尖った酸味は少なく、穏やかな口当たりが特徴です。ウォッシュドでは、黒糖のような優しい甘みやアーシーさなど、農園のテロワールを感じられます。

もう一つの特徴が、特殊発酵に挑戦する農家の多さです。嫌気性発酵(アナエロビック)やカーボニックマセレーションなどにより、フルーティーさ、ベリー感、チェリー由来の甘さを引き出したロットが生まれています。同じ農園の豆でも、プロセスによって表情が大きく変わるのがタイ産の面白さです。

Our FarmYosniyom Coffee Farm:COE連続入賞のチェンマイの農園

minamoは、チェンマイのYosniyom Coffee Farm(ヨスニヨム農園)の日本総代理店です。農園主のYos氏は独自の発酵技術で全7種のプロセスを展開する精製のイノベーターで、Cup of Excellence Thailandで連続入賞しています。

産地タイ北部 チェンマイ県 メーデートノイ村
標高1,300〜1,350m
品種Typica、Catimor
収穫手摘み・完熟チェリーのみ(少数民族の農家によるスモールロット)
COE実績2024年 4位(89.20点)/2025年 8位(88.87点)/2026年 National Winner 選出
取引形態農園とのダイレクトトレード
手摘みで収穫されたチェンマイ産の完熟コーヒーチェリー

完熟したチェリーだけを手摘みで収穫

Lineupminamoが扱うタイ産生豆:3つのプロセス

全7種のプロセスの中から、日本市場に合う3種を選んで輸入しています。

タイ産コーヒー生豆 Yosniyom Wash(ウォッシュド)の精製作業

ウォッシュド

Wash

素材の個性をそのまま表す伝統的なプロセス。毎日の一杯、定番豆に。

Milk Chocolate, Red currant, Raisin, Tangerine, Plum

タイ産コーヒー生豆 Yosniyom Carbonic Maceration(カーボニックマセレーション)の発酵タンク

カーボニックマセレーション

Carbonic Maceration

CO2環境下で発酵させる、ワイン醸造から着想を得た特殊プロセス。

Strawberry, Tropical fruit, Cherry, Vanilla, Milk Chocolate

Cup of Excellence Thailand 2025 表彰式のYosniyom Coffee Farm(Natural Chaptalization)

ナチュラル チャプタリゼーション

Natural Chaptalization

COE 2024年4位・2025年8位と同一プロセス。農園の看板ロットです。

Great body, Tea like mouthfeel, Sweet honey, Juicy, Cherry

各プロセスの詳しい精製工程は、トップページのラインナップでご覧いただけます。

How to Buyタイ産コーヒー生豆のご購入について

最小ロット各プロセス5kgから
梱包5kg真空パック(農園で真空パックされた状態のまま輸入)。カートンは5kg×4袋(20kg)
価格お見積り制。通常2営業日以内に送料込みのお見積りをお送りします
サンプル生豆サンプル(有料)。サンプルロースターをお持ちでない方には焙煎豆サンプルもご用意
発送ご注文から3営業日以内に横浜より発送(ヤマト運輸)
入荷時期毎年2月に農園へプリオーダー、6〜7月に入港。2027年クロップの予約は2月中旬まで受付
  1. 注文フォームから、サンプル請求またはお見積りをご依頼ください。
  2. サンプルで焙煎・カッピングをしてご検討いただけます。
  3. ご注文確定後、銀行振込(前払い)でお支払いいただき、3営業日以内に発送します。

FAQよくあるご質問

タイ産コーヒー生豆はどこで作られていますか?
アラビカ種は主にチェンマイ、チェンライなどの北部山岳地帯、ロブスタ種は主にチュンポーン、スラートターニーなどの南部で栽培されています。minamoが扱うのは北部チェンマイ産のアラビカ種です。
何kgから買えますか?
各プロセス5kg(5kg真空パック1袋)から承ります。5kg未満の小分けはご相談ください。
サンプルはありますか?
ロースター様向けに生豆サンプルを有料でお送りしています。お申込みから3営業日以内に発送します。
価格はいくらですか?
ロット・数量・配送先に応じて個別にお見積りしています。注文フォーム、またはメール・InstagramのDMからお問い合わせください。

タイ産コーヒー生豆のサンプル請求・お見積り

生豆サンプルは有料、お申込みから3営業日以内に発送します。
メール(info@minamo-trading.com)・Instagram DM(@minamo_asia)でも受け付けています。

参考資料